「2017年前半は社会保障改革を議論」、経済財政諮問会議

安倍晋三首相は、1月25日の2017年第1回経済財政諮問会議で、「経済再生と財政再建、社会保障改革の3つを同時に実現しながら、一億総活躍の未来を切り拓いていかなければならない」と述べ、同会議で社会保障改革についても議論していくことを強調した。会議後に会見した石原伸晃・内閣府特命担当大臣（経済財政政策）は、「社会保障費がこれだけドンドコ伸びている国はないわけで、社会保障改革を含めた徹底的な歳出の効率化が重要になってくる」と説明した。一部の民間議員が指摘している「診療報酬を諮問会議で議論すべき」という点については、言及がなかった。 会議で示された「2017年前半に取り上げるべき経済財政諮問会議のアジェンダ」では、「財政健全化への取組の着実な推進」として示された4項目の重点課題の一つとして、 （1）医療・介護をはじめとする社会保障制度改革の推進 ・2018年度からの各種計画等の在り方 ・社会保障改革推進に向けたガバナンスの強化 ・健康増進・予防の推進（QOL、健康経営、食生活、生産性向上の視点） が挙げられた。 その他3つは、「（2）改革の進捗の点検・評価、政策効果の測定・分析の強化」、「（...