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女性医師の76%が「不利に感じる」◆Vol.1

医師調査 2017年2月17日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

医学部入学者の3割が女性となるなど、今後ますます女性医師が活躍する場面が増えていく。一方で、厚生労働省の検討会が医師の労働力を試算する際、男性医師を1とした場合、女性医師は0.8とするなど、相対的にライフイベントが多様な女性医師は、男性医師並みに働くことが困難であるのも現実だ。 新専門医制度、医師の偏在対策など医療界が直面する課題においても、女性医師の働き方は重要な課題になっており、m3.com編集部ではこのほど「女医の悩み2017」をテーマに調査を実施。女性医師の就業環境や現場で感じていることなどについて、女性医師と男性医師に尋ねたところ、双方の認識の違いが浮かび上がった。 調査は2017年1月9、10日の両日にかけて、30-49歳の医師を対象に実施。女性252人、男性248人から回答を得た。一部の設問については、2012年10月に掲載した「女医の悩み」と比較しつつ、紹介する。 Q 勤務先で女性医師が男性医師よりも不利だと感じたことがありますか。 女性医師が男性医師よりも不利だと感じたことがあるかについて尋ねたところ、女性の24.6%が「強く感じる」、51.6%が「少し感じる」で計7...