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キイトルーダ、1日薬価3万9099円、オプジーボと同額

レポート 2017年2月8日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は2月8日、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌に対する抗PD-1 抗体製剤、キイトルーダ(一般名ペムブロリズマブ)の1日薬価を3万9099円に決定した。比較対照薬のオプジーボ(一般名ニボルマブ)と同じ1日薬価だ(資料は、厚生労働省のホームページ)。DPCの包括評価の対象外とし、薬剤費は出来高制で算定する。薬価収載予定は2017年2月14日。 キイトルーダは、抗PD-1抗体陽性例が対象のため、その発現率を測定する検査法(PD-L1タンパク免疫染色病理組織標本作成)も承認、1回2700点。 さらにキイトルーダとオプジーボについての、悪性黒色腫と非小細胞癌に関する「最適使用推進ガイドライン」も了承、薬価収載と同日の2月14日に、ガイドラインの保険診療上の取り扱いを示した、留意事項通知を発出する予定。同ガイドラインは、これらの薬剤を使用できる施設要件、投与対象患者、投与に当たっての注意事項などを示した内容だ(『キイトルーダ「最適使用推進ガイドライン」案』を参照)。 留意事項通知では、「最適使用推進ガイドライン」に沿...