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「病院総合診療」はサブスペシャルティ◆Vol.7

スペシャル企画 2017年2月15日 (水)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

司会 病院総合診療医について、今の構想をお教えください。総合診療専門医との関係をどうお考えでしょうか。 出席者は、日本プライマリ・ケア連合学会の丸山泉理事長、前野哲博副理事長(Web会議システムで参加)、日本病院総合診療医学会の林純理事長、田妻進副理事長の4人。 【田妻】 マイナーチェンジが必要な事態は当然起こり得るでしょうが、基本的な部分は、総合診療専門医の研修プログラムで十分達成できると思っています。 広島大では、日本プライマリ・ケア連合学会認定の家庭医療専門医の取得を目指す「家庭医コース」と、日本病院総合診療医学会認定の病院総合診療認定医の取得に該当する「病院総合診療医コース」の2つのコースを用意しています。これまで育成してきた専門医や現在在籍している専攻医のうち、約8割はその後のキャリアとして病院での仕事を現時点では望んでいるように思います。ローテーションをする過程で、病院での総合診療に、自分の生きる場所を見い出し、やりがいを感じているのではないでしょうか。 そうした医師たちのスキルをさらに伸ばしていくためには、2年間のフェローシップのような形で、「病院総合診療専門医」をサブス...