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指導医療官の態度、改善傾向、保団連調査

レポート 2017年2月10日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

全国保険医団体連合会は2月9日に開催したマスコミ懇談会で、全国の開業医を対象に実施した「診療所からみえる開業医の姿―保団連『基礎調査』より」を公表。個別指導の内容について「納得できない」とする回答は5割程度で2008年時点からほぼ変化がない一方、指導医療官の態度については「官僚的、威圧的であった」が37.1%から26.0%に改善している傾向があったと発表した。指導時の録音や弁護士の帯同も増えており、「保険医協会、保険医会の取組の現れと捉えたい」としている。 調査は2016年9月1日から9月30日までの間、全国の保団連会員の10%に当たる無作為抽出された8634人の開業医(医科5032人、歯科3602人)を対象に実施、医科1517人、歯科1264人の計2781人(回収率35.2%)から回答を得た。医科では年齢分布は60代が最多の533人、50代が482人、40代が217人と続き、70歳以上も256人いた。回答者の内訳は男性が9割、また無床診療所が9割だった(※以下、注記のない限り、医科の回答内容を紹介)。 レセプト審査、個別指導に関連しては、基金の審査内容については「問題がある」とする回...