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諮問会議の新浪氏「民間企業の力活用で予防に重点を」

レポート 2017年2月13日 (月)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会が主催する医療政策シンポジウム「社会保障と経済の好循環~医療保障を中心に~」が2月8日に日医会館で開催され、パネルディスカッションでサントリー社長の新浪剛史氏は、民間議員として参画している経済財政諮問会議の役割について「財政をよくするための会議ではなく、経済をよくするためにやっている。経済を好循環にしないと財政は持たない状況になっている」と説明。社会保障を持続させるために「民間企業の力を活用して、予防にもっと力を入れていきたい」とも述べた。 新浪氏はディスカッションの冒頭、経済財政諮問会議の役割について、経済をよくするための会議と説明。自身が委員長を務める専門調査会「経済・財政一体改革推進委員会」では、経済を成長させ財政の規律を作るための議論を進めているとし、「どのような政策がうまくいっているのかを、データを集めて見える化を進めている。これまでは各省庁はなかなか出してくれなかったが、安倍首相の命令で出させて細かい作業をしている」と述べた。 シンポジウムのテーマである「社会保障と経済の好循環」について、中医協会長などを歴任し、現在も社会保障審議会医療保険部会の部会長を務める学習...