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2018年度臨床研修定員、58人減の1万1332人

レポート 2017年2月15日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(部会長:桐野高明・東京大学名誉教授)が2月15日に開催され、2018年度の臨床研修の定員が報告された。全体の定員は1万1332人で2017年度から58人減。都道府県別では東京都が21人減、愛知県、兵庫県が9人減、大阪府が8人減と大都市部中心に削減、増えたのは岡山県9人増、広島県6人増、秋田県5人増などとなった。 入学定員増により、2018年度の研修希望者数(推定)は前年度比114人増の9940人。一方で研修希望者数と募集定員の差を毎年0.02倍ずつ縮めていくという方針により、2017年度の1.16倍から1.14倍に縮小したことから、全体の定員は58人減の1万1332人に減少した。 同日の医師臨床研修部会では、「到達目標・評価ワーキンググループ」からの中間報告もされた(資料は厚労省のホームページ)。同WGは2014年に議論を開始し、2017年3月には初期臨床研修の到達目標を取りまとめることになっている。現在の到達目標では、経験目標として「疾病」や「症状」などが挙がっているが、見直しに当たっては、「症候」を今まで以上にメーンに据えるとしてい...