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「育休明け、元の職場に復帰」がカギ - 大阪赤十字病院・坂本晴子氏◆Vol.2

スペシャル企画 2017年3月3日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――神戸での5年間の研修を終え、大阪赤十字病院に職場を変わられています。子育てしながら仕事を続ける環境などが整っていたことが理由でしょうか。 今では出産育児休暇、復帰後の時短勤務などの制度が整いつつはありますが、当時はほとんどありませんでした。勤務先を選ぶ際、そうした働きやすさはあまり重視しておらず、当時の小児科部長が、すごくリベラルというか、自由な発想でマネジメントされていた点に惹かれました。臨床面でも、受診する患者層が幅広く、とても勉強になり、働きがいのある病院だと考えたのです。京大とは関係がある病院ですが、大学の人事で医師が頻繁に異動するわけでもありませんでした。幾つか見学した中でも、医療関係者からもそうでない友人からも評判のいい病院でした。 ――卒後8年目に第2子、卒後11年目に第3子を出産されています。 出産するタイミングは、計画的に考えていたわけではありません。2人目は、1人目を経験していた上、子どもの性格もあるのでしょうが、すごく育てやすかった。それでさらに、育児が楽しくなりました。2人目の出産時はまだ32歳だったので、子どもは多い方が楽しいですから、もう一人くらいほしい...