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「複数主治医制と交替勤務制」のニーズ高く - 大阪赤十字病院・坂本晴子氏◆Vol.3

スペシャル企画 2017年3月9日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――坂本先生は、1月16日の厚生労働省の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」において、大阪赤十字病院の職員を対象に調査した結果を発表されています。 「当直明けの午後半休の推進」を要望するために、2016年8月に実施した調査です。幹部を除く常勤医師253人を対象に実施、回答者数は147人(回答率58.1%)で、うち当直をしていないのは、11人(7.5%)でした。「当直明けの午後半休を取得できているか」の質問に対する回答は、「ほぼ毎回」4人(2.9%)、「半分より上回る」9人(6.6%)、「半分くらい」10人(7.4%)、「半分より下回る」22人(16.2%)、「全くからほとんどなし」91人(66.9%)。当直明けが休みではなく、午後半休も取得できない医師が多いことが分かります。 日本周産期・新生児学会が2014年6月に調査した結果でも、「当直明け業務緩和」はないとの回答が大半でした。つまり、働き方改革は、女性医師だけではなく、男性医師にとっても重要な問題です。 ――大阪赤十字病院の新生児・未熟児科/小児科では、月何回くらい日当直とオンコールがあるのでしょう...