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学内幹部、全会一致で学長に辞職勧告、27日を期限に設定

レポート 2017年2月25日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

京都府立医科大学教育研究評議会は2月23日、吉川敏一学長への辞職勧告を出席議員全会一致で採択、24日に弁護士を通じて吉川学長に送付した。勧告を受け入れるかどうかの意思表示の期限を2月27日正午と定め、辞任の意向が示されない場合は、学長選考会議に解任を請求する方針。 評議会は、教員人事など大学の重要事項を決定する組織。メンバーは19人で、学内幹部16人、学外3人で構成される。23日の定例会では吉川学長と吉村了勇病院長と学外の3人を除く学内幹部14人が出席。全会一致で、「辞職をお願いすることになった」。また、「できれば、代表者がお会いして大学の窮状を御説明しながらお願いしたい」としている。 評議会での主な論点は以下の通り。 社会に対する倫理的、同義的責任と大学運営に対する支障が論点となった。 ・学長と暴力団組長とのつながりが報道され、同義的責任は重い。 ・学長は、教育研究機関としての大学という公器のトップであり、公の立場をわきまえた行動が必用である。 ・大学の信頼回復に対して、陣頭指揮に当たっていただかなくてはいけない緊急事態であるが、体調を崩されその任が果たされない状況である。 広報担当...