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「大学の名誉傷つけられ残念」、吉川・京都府立医大学長

レポート 2017年2月28日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

京都府立医科大学の吉川敏一学長が2月28日に京都市内で記者会見し、一連の報道に対して「私だけでなく、大学の名誉や病院の信頼が傷つけられ残念と言うほかない」と語った。京都府警の捜査対象になっている診断書の虚偽記載疑惑については「一切、指示や関与はしていない」と説明。暴力団幹部とは学内で2回、学外のレストランで2回会ったと説明したが、「医師と患者の関係であり、特別な関係はない」とし、同大の教育研究評議会からの辞職勧告については「現時点では辞任するつもりはない」と拒否した。 一方で、大学学長選考会議で解任が決まった場合は「規定を作ったのは私で、そうなったら仕方ないと思う」と話した。吉川学長の弁護士の説明では、大学で記者会見を行うことを申し入れたが、断られために京都弁護士会館での開催となったという。 会見の冒頭に一礼をする吉川学長(中央)と同席した弁護士たち 吉川学長は指定暴力団山口組淡海一家の総長・高山義友希受刑者と関係について、会見冒頭のコメントで、学長応接室で1回、その後、祇園のレストランで2回あったことがあると説明。その後、質疑応答の中で、大学内の廊下で会ったことがあるとし、計4回、接...