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若手医師のわいせつ事件続き「誠に遺憾」、横倉会長

レポート 2017年3月1日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の横倉義武会長は3月1日の定例記者会見で、医学部生や研修医が女性に乱暴する事件が相次いだことを受けて「誠に遺憾であり、『医師の倫理』以前の問題だが、医師にはさらに高い倫理観が求められる」とコメントした。 横倉会長は、医学教育での「倫理」の重要性が世界的に唱えられているとし、日医としても生命倫理懇談会の報告書や「医の倫理綱領」、「医師の職業倫理指針」などを通じて、倫理教育を行ってきたと紹介。「医師は重い責任を持ち、医療の尊厳、医師としての名誉を傷つけないように努めなければならないのは言うまでもない」として、さらに倫理教育に力を入れていく考えを示した。 また、問題が続いた背景については「医学部定員が増えたから質が落ちているとは思いたくない。時代背景があるかもしれない。子供の時から人間としての倫理観を持つ教育をしていただきたい」と述べた。一連の問題を起こした医師は日医会員ではなかったことも明らかにした。 「MEDPost」をリリース 同日の記者会見で、常任理事の石川広己氏は医療機関同士の医療文書交換サービス「MEDPost」をリリースしたことを報告した。日医が発行する医師資格症を使...