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勤務医の35%、「時間外労働、月60時間以上」

レポート 2017年3月4日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府は「働き方改革実現会議」で、時間外労働の上限を設ける検討をしており、この3月末までに、「働き方改革実行計画」をまとめる予定だ。月平均は60時間、年間720時間を上限とし、例外的に繁忙期の上限を別途定める方針。 かねてから長時間労働が問題になっている医師、医療者。そもそも時間外労働はどのくらい実施しているか、また「医師は、時間外労働の上限設定の適用除外にすべき」との意見もある中、その賛否を聞いた(『「医師は適用除外を」、時間外労働の上限規制』などを参照)。 医師の結果を詳細に分析した結果、時間外労働が「月平均60時間」以上と回答したのは、「常勤」では、勤務医は35.0%で約3人に1人、開業医は25.1%で約4人に1人を占めることが分かった。「常勤+非常勤」でも、勤務医35.9%、開業医19.3%。「非常勤」」ではやや少なくなるが、勤務医19.5%、開業医19.2%。 医師にも「時間外労働の上限規制」を適用する場合、勤務体制の見直しは必至となることが今回の調査で改めて確認された。 1カ月当たりの時間外労働時間 「時間外労働の上限規制」は、医師にも適用すべきか否かを聞いた結果、「適用すべ...