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最終報告に向け、自由討議、たたき台は未公表

レポート 2017年3月6日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)の第13回会議が3月6日に開かれ、今年度内の最終報告を見据え、自由討議を行った。多岐にわたる意見が出たもようだが、最終報告のたたき台や、約10万人の医師を対象に実施した「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」の調査結果は、公表されなかった(資料は、厚労省のホームページ)。 次回の第14回会議は、今月内に予定されている。最終報告には、医師の需給と偏在の問題のほか、個人が能力と意欲を発揮でき、高い生産性と付加価値を生み出す医療者等の働き方・キャリアなど、医療提供側に関する提言だけでなく、医療資源に限りがあり、適切な受診を求めるなど、国民の側への要望も盛り込まれる見通し。 非公開で行われた会議後のブリーフィングで、厚労省医政局の担当者は、注目度が高い医師の勤務実態調査について、「分析作業をしているので、まだ発表できない状況」と説明。第13回会議では医師の絶対数や偏在についての議論はあまりなかったという。第14回会議で、調査結果を踏まえた議論...