1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「新専門医制度、2018年度からの開始反対」、署名活動

「新専門医制度、2018年度からの開始反対」、署名活動

レポート 2017年3月9日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

臨床現場で働く有志医師13人が呼びかけ人になり、『専門医制度の「質」を守る会』を組織し、2018年度からの新専門医制度開始に反対する署名活動を3月9日から開始した。署名はWeb上で集め、まず3月16日に締め切る。目標数は約3000人で、塩崎恭久厚労相に、署名とともに要望書を提出予定(署名活動のサイトはこちら)。その後も署名活動は継続する。16日を1回目の締め切りとしたのは、翌3月17日に、日本専門医機構の理事会で、「専門医制度新整備指針」の運用細則が決定する見通しのため(『専攻医数の上限設定は5都府県、京都は除外へ』などを参照)。 要望の趣旨として、「新専門医制度の開始で、地域医療は弱体化、よい専門医は育たず、社会のニーズに応えることができなくなり、日本の医療状況は現在よりも悪化すると懸念する」ことを挙げている。新専門医制度は2016年7月にいったんは延期になったものの、いまだ問題が解決していないとし、厚生労働省が、現場の若手医師、指導医、女性医師などからの幅広い意見を含めて議論し、問題が解決するまでは、新制度開始を凍結するよう求めるのが、署名活動の狙い。 「呼びかけ人」の代表は、安藤...