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36歳外科医が高野病院院長に就任したわけ―中山祐次郎氏に聞く◆Vol.2

インタビュー 2017年3月17日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

2016年末、高野英男院長(死亡時81歳)が急逝し、存続の危機に直面した福島県広野町の高野病院。2-3月限定の院長として、赴任したのが36歳の外科医、中山祐次郎氏だ。これまでも「幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと〜若き外科医が見つめた『いのち』の現場三百六十五日〜」(2014年3月 幻冬舎)の執筆や、Yahoo!ニュース個人等で連載を持つなど、積極的な情報発信に取り組んできた。赴任の理由や、地域医療への考えを聞いた(2017年2月27日にインタビュー)。 高野己保理事長へのインタビュー ⇒『「人件費増で経営厳しさ続く」高野病院・高野己保理事長に聞く◆Vol.1』 ――高野病院の院長になろうと思った経緯を教えてください。 高野英男院長が12月30日に亡くなったことはニュースなどで知っていましたが、直接のきっかけは高野病院でボランティアをしてきた友人のFacebookです。年が明けた1月6日の友人の投稿に、医師の人繰りが大変と書かれていました。 それを見てその日のうちに「外科医ですが、誰も手を挙げていないのであれば、2カ月だけですが常勤医をやります」と連絡をしました。実は、...