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レパーサ、最適使用推進GLと留意事項通知

レポート 2017年3月15日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は、家族性高コレステロール血症などの適応を持つ、レパーサ皮下注(一般名:エボロクマブ)について、一定の能力を要する医師の所属施設で投与開始するなどの要件を定めた、留意事項通知を4月1日付けで発出する予定だ。3月15日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で了承した(資料は、厚労省のホームページ)。同じく高コレステロール血症治療薬であるプラルエント皮下注(一般名:アリロクマブ)の留意事項通知も、4月1日付けで発出予定。 レパーサ皮下注については、2016年4月19日付けで、非家族性高コレステロール血症の場合、「心血管イベントの発現リスクが高く、HMG-CoA還元酵素阻害薬で効果不十分な場合に限る」などを盛り込んだ留意事項通知が出ていた。 今回の留意事項通知はそれに追加する内容で、3月15日の中医協総会で報告された最適使用推進ガイドラインの保険診療上の取り扱いを記載したもの。(1)最適使用推進ガイドラインに沿って使用、(2)レセプトに、レパーサ皮下注の投与を開始する施設や医師(満6年以上の臨床研修歴を有し、うち3年以上は循環器診療または...