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ビジョン検討会、最終報告は持ち越し

レポート 2017年3月17日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)の第14回会議が3月17日に開催され、同日に最終報告が公表される見通しもあったが、次回以降に持ち越された(資料は、厚労省のホームページ)。当初は今年度内の取りまとめの予定だったが、構成員の日程調整もあり、「4月初めになる可能性もある。次回会議でまとめたいというのが座長の意向」(厚労省医政局)。 17日は、報告書案を基に議論。構成員から出た意見を基に、引き続き報告書案の調整を行う。非公開で行われた会議後のブリーフィングでは、報告書案や約10万人の医師を対象に実施した「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」の調査結果は、公表されなかった。 厚労省医政局は17日の会議で出た意見として、「プライマリ・ケアをどう定義付けるか、という議論が結構あった。また一般の人でも分かりやすい文章にすべき、など細かい話が出た」などと紹介。 当初の予定より、最終報告および「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」の結果公表が遅れている理由として、厚労省医政...