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「美談」ではなく、医学的な検証を -「高野病院を支える会」の活動◆Vol.3

レポート 2017年3月21日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

高野英男前院長の死亡に伴う高野病院(福島県広野町)の危機が全国ニュースになった背景には、若手医師らで作られた「高野病院を支援する会」の活動があった。事務局を務める南相馬市立総合病院の尾崎章彦氏(卒後7年目)、嶋田裕記氏(卒後5年目)の二人の医師にこれまでの活動を改めて語っていただいた。 活動当初は医療界やマスメディアへの広報に尽力し、現在は、東日本大震災直後の「避難しない」という高野病院の判断について検証を進めている。両氏は、「単なる『美談』でなく、医学的な面からも高野院長の業績を伝えていく必要がある」と口をそろえる。(2016年2月26日にインタビュー)。 高野己保理事長へのインタビュー ⇒『「人件費増で経営厳しさ続く」高野病院・高野己保理事長に聞く◆Vol.1』 中山祐次郎院長へのインタビュー ⇒『36歳外科医が高野病院院長に就任したわけ―中山祐次郎氏に聞く◆Vol.2』 (支援する会のこれまでの活動については、「“常勤医ゼロ”窮状救え!「高野病院を支援する会」発足」、「「高野病院を支援する会」運営の舞台裏」を参照) ――支援する会ができた経緯を教えてください。 尾崎氏 2016年...