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JMATコーディネーター機能強化、中川副会長

レポート 2017年3月26日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の中川俊男氏は、3月26日の第139回日本医師会臨時代議員会で、JMATについて、2017年度から、都道府県医師会の役職員を対象としたJMATコーディネーター研修を実施するほか、都道府県医師会に災害医療体制に関するアンケートを実施するなどして、JMATの活動強化に努めていく方針を説明した。災害発生時に複数の組織が医療救護に当たる事態を想定して、指揮命令系統の統一の仕組みをはじめ、ルールの明確化を進める一環の取り組みであり、今期の日医の救急災害医療対策委員会でも、現地の状況や慰留尾ニーズの把握、全国への情報発信、コーディネーターの役割を担う「統括JMAT」が重要課題になっているという。 日本医師会副会長の中川俊男氏 熊本地震の検証から見えてきた課題 JMATについて質問したのは、2016年4月、熊本地震に見舞われた熊本県の代議員、坂本不出夫氏。発災当初からJMATの支援があり、感謝の意を述べた上で、震災を検証していく中で見えてきた課題として、(1)現場で混乱を来さないために、JMATと私設救護班について、統一した体制構築の必要性、(2)今後のJMAT活動強化に向けた、研修...