1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「最高の医療を提供」との表現はNG、松原副会長

「最高の医療を提供」との表現はNG、松原副会長

レポート 2017年3月27日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の松原謙二氏は、今国会に提出された医療法改正法案で、医療機関のホームページも規制対象となったとし、「ホームページでも虚偽、誇大など、不適切な表現をする場合には、規制の対象になった」と説明する一方、基本的には広告やホームページの内容は医療機関の自主性に委ねられるとし、それ故に医療機関や医師が自律的にその内容に責任を持つことが大切だと訴えた。 現行では「最高の医療を提供します」「日本一の手術件数です」といった、いわゆる比較優良広告は、規制の対象。「今回のホームページ規制案でも、他の病院や診療所と比較して優良である旨を広告しないこととされており、現行の解釈も引き継がれ、規制対象になるものと考えている」(松原副会長)。 日医は2016年10月、「医師の職業倫理指針」を改訂した。松原副会長は、「今後ともホームページを含む医療広告に関して、医師の職業倫理指針を遵守するよう、その普及啓発に務めていく」方針を表明。同指針は、「医の倫理綱領」として、「医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける」と掲げ、「広告・宣伝」の項で、「国民・患者がその内容を理解し、...