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前年より合格者2009人減、2017年薬剤師国試

レポート 2017年3月31日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

第102回薬剤師国家試験の結果が3月28日に発表され、合格率は71.58%で、2016年の前回試験より5.27ポイント下がった。合格者数は9479人で過去最多だった前回の1万1488人から2009人減少した。薬学部が6年制に移行し最初の卒業生が誕生した2012年以降、低下傾向にあった合格率は100回、101回と増加に転じたが、今回は3年ぶりに再び低下した(前回試験は『前年から合格者数2444人増、2016年薬剤師国試』を参照)。男女別に見ると、男性が67.89%、女性が74.14%。 大学別の合格率では、トップは前回に続いていわき明星大学で、96.72%(受験者61人中59人合格)で最も高かった。最も低かったのも前回と変わらず第一薬科大学で39.09%(同307人中120人合格)。トップとの差は57.63ポイントだった。 設置主体別(計73大学)では、国立は84.38%、公立が83.69%であるのに対し、私立は70.64%%にとどまった。6年制の新卒と既卒の別で比較すると、新卒の合格率は85.06%に対し、既卒は50.83%だった。 表1 第102回薬剤師国家試験の合格者数一覧 (薬学...