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群大、オール群馬での医師派遣の仕組みを検討

レポート 2017年4月1日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

群馬大学医学部附属病院は3月31日、県内を中心とした新たな医師、医療従事者の派遣・確保の仕組みとして「地域医療研究・教育センタ-」を立ち上げることを明らかにした。一連の腹腔鏡手術事故を受けての対応で、既存の地域医療支援センターを拡充し、これまでは医局単位で行っていた医師派遣を、センターに集約し、県や県医師会、医療機関などと連携して行うもの。 センターでは、下記の事業を計画している。 (1)群馬県内の医療事情を調査・検証する(医師配置適正化事業) ・医師をはじめとする医療従事者の就業実態 ・各医局(群大では「医会」と表記)の医師派遣状況 ・県内における診療科別必要医師数 (2)新専門医制度を受け、オール群馬による医師養成のため、指導体制の調査・検証 (3)調査・検証により明らかになった各地域の適正医師数を、各医局の医師及び地域枠卒業生を含めた配置・調整に活用する 2017年3月に第1回の検討会議を開催し、4月1日付けで「設置準備室」を設置する。県の委託事業として実施し、専従の医師1人、事務職員1人を配置する。病院内にはすでに県の健康福祉部長がトップを務める地域医療支援センターがあるが、機...