国際医療福祉大学、医学部一期生140人迎え、入学式
レポート
2017年4月2日 (日)
橋本佳子(m3.com編集長)
国際医療福祉大学はこの4月に医学部を新設、4月2日、千葉県成田市で入学式・開設記念式典を行い、140人の第一期生を迎えた。 同大理事長の高木邦格氏は、挨拶の中で、「チーム医療の船長として、多職種への尊敬、思いやり、患者に対する慈しみを忘れない医師になってもらいたい」と新入生に期待を込めると同時に、国家戦略特区の中で医学部新設を申請する際、「憲法上、教育の自由があるにもかかわらず、なぜ40年も医学部新設が認められなかったのか」と問題提起し、「日本の医学や医療の進歩を視野に入れた時に、新規参入と競争が必要である」と訴えたエピソードを紹介した。 式では、安倍晋三首相がビデオメッセージを寄せたほか、横倉義武・日本医師会会長、高久史麿・日本医学会会長らが来賓祝辞を述べた。 入学式で挨拶する、高木邦格理事長 新入生を代表して、上田諒氏は、「古い伝統やしがらみにとらわれたり、変化を恐れることなく、日本の医学部の歴史において、新しい礎となるべく、決意を新たにしている。国際的な幅広い教養と慈しみ、人間性を兼ね備えた医師を目指す」と挨拶。モンゴル医科大学からの留学生、タルガト・ティレウベク氏は留学生代表と...
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