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新専門医制度などで新たな検討の場、厚労省

レポート 2017年4月10日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は近く、「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」を発足、専門医制度を含め、医師養成の在り方と地域医療への影響などについて検討を着手する予定だ。メンバーは18人で、日本医師会や全国医学部長病院長会議、日本専門医機構などの医療関係団体の代表のほか、行政関係、学識経験者、患者代表などが入る見通し。文部科学省とも協力して、議論を進める。 同検討会の開催要綱によると、2004年度から必修化された臨床研修制度が地域医療に影響を与えたとされ、新専門医制度についても同様の懸念が呈せられたために、2017年度から開始予定が1年延期された経緯を踏まえ、(1)地域医療に求められる専門医制度の在り方、(2)卒前・卒後の一貫した医師養成の在り方、(3)医師養成の制度における地域医療への配慮――などが検討課題。 医師養成をめぐっては、卒前教育の改革・充実が進み、臨床研修や専門医制度も変わる中、卒前と卒後の間に医師国家試験があるなど、シームレスな実習・研修体制になっていないとの指摘がある。 こうした中、「医学教育モデル・コア・カリキュラム」は2018年度から改訂、一方で各大学は、卒業時に臨床実習...