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女医のキャリア形成「院内の立場やポジション」で不利◆Vol.11

医師調査 2017年4月30日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

[連載第1回はこちら] Q 医師のキャリア形成でどのような時に女性が不利だと感じますか【複数選択】 女性医師が男性医師よりも不利だと感じたことがあるかについて尋ねたところ、女性の計76.2%が不利と感じていた(『女性医師の76%が「不利に感じる」◆Vol.1』を参照)。医師のキャリア形成において、具体的に女性が不利だと感じられる点では、最多は男女とも「院内の立場やポジション」(女性54.4%、男性39.5%)で、「留学」「患者との人間関係」が続いた。「特にない」は女性では14.7%だったのに対し、男性では29.8%と多かった。「給与」も9.1ポイント差だった。 「特にない」を除く、選択個数は女性415、男性306で、女性の方がより多く選択する傾向があった。 その他の具体的事例は、女性では「セクハラ」「子育てしなければない」「体力の問題」「家事や更年期不調」「体力的に無理がきかなくなる時期が早くくる」などが挙がった。男性では「妊娠・出産によるキャリアの中断。医師全体で女性がminorityであること」「強い力が必要な手術など」「他職種との関係」などが寄せられた。 【調査の概要】 ・調査期...