「女性は0.8で1働く」「男尊女卑なくなれ」◆Vol.12－2

[連載第1回はこちら] Q 「社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30％程度になるよう期待する」とする政府の目標に関連して、医療界での状況についてお考えをお聞きします。医療界で「2020年までに30％程度」は達成可能でしょうか。⇒指導的立場への女性の政策的登用、男女で認識に差◆Vol.13－1 Q 達成のための、必要、有用と思う施策を教えてください。 ■女性医師 ・女性が働き、産み育てながら働くのを当たり前に皆が思う意識改革が必要。特別扱いは良くも悪くも女性の社会進出の妨げになる。配偶者が女医と同じように育児に時間を費やすのが当たり前と思えるような、意識改革が必要。 ・指導的地位に女性がいる部署における何らかの優遇措置（ポジションの増加、運営費の増加など）。 ・達成は可能であろうが、男性医師や一部の女性医師への負担が増加するだろう。 ・子供のいない未婚女性医師も多いから、特に政策は必要なさそう。 ・施策の前に、医師の世界での男尊女卑がなくならない限りは無理だと思います。 ・男性医の育休制度。周りの医師達に気を遣わないでも行える体制作り。...