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オプジーボ、腎細胞癌で最適使用推進GL

レポート 2017年4月12日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は4月12日、オプジーボ(一般名ニボルマブ)の「根治切除不能または転移性の腎細胞癌」と「再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫」に関する最適使用推進ガイドラインと、ガイドラインの保険診療上の取り扱いを示した留意事項通知を了承した(資料は、厚生労働省のホームページ)。同通知は、4月18日に発出し、発出日以前から投与を受けている患者等については、6月末頃まで経過措置を設ける予定。 最適使用推進ガイドラインは、公表済みのオプジーボの「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」などのガイドラインに準拠した内容で、投与可能な医療施設と医師の要件の基本的な考え方は同じ(『キイトルーダ、1日薬価3万9099円、オプジーボと同額』を参照)。医師の要件として、「根治切除不能または転移性の腎細胞癌」については「2年以上の腎細胞癌の薬物療法を含む癌治療の臨床研修」、「再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫」については「3年以上の造血器悪性腫瘍の癌薬物療法を含む臨床血液学の研修」が含まれる。 オプジーボ投与中は、定期的に画像検査で効...