1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 患者申出療養、慶応大と名大の3、4例目承認

患者申出療養、慶応大と名大の3、4例目承認

レポート 2017年4月14日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省の患者申出療養評価会議(座長:福井次也・聖路加国際病院院長)は4月13日の第5回会議で、患者申出療養の3、4例目を承認した。慶応義塾大学病院が行う「難治性天疱瘡患者に対するリツキシマブ治療」と、名古屋大学医学部附属病院による「チオテパを用いた自家末梢血管細胞移植療法」の2件。 この他に、患者申出療養1例目の東京大学医学部附属病院による、腹膜播種または進行性胃癌に対する「パクリタキセル腹腔内投与および静脈内投与並びにS-1内服併用療法」について、実施医療機関に近畿大学医学部附属病院など8機関を追加することと、予定症例数を100例から121例に引き上げることも承認された。患者申出療養において、予定症例数を設定することについては、以前から疑問視する声があり、臨床研究と役割の相違をどのように整理するかは引き続き課題となっている(資料は厚生労働省のホームページ)。 東大病院の患者申出療養については、当該試験が安全に実施されているというモニタリング結果も報告された。 第5回患者申出療養評価会議 3例目は「コメント付き承認」 3例目として承認されたのは、ステロイド治療抵抗性の天疱瘡患者に対...