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遠隔診療で診療報酬増額、安倍首相が検討指示

レポート 2017年4月17日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

政府は4月14日、成長戦略を策定する未来投資会議(議長:安倍晋三首相)を首相官邸で開き、ICTを活用した遠隔診療の導入や介護ロボットの活用などについて、2018年の診療報酬・介護報酬同時改定での増額を検討する方針を表明した。安倍首相が「新しい医療を次の診療報酬改定でしっかり評価する。介護者の負担を軽減するロボットやセンサーの導入を、介護報酬や人員配置基準などの制度で後押しする」と述べた(資料は、首相官邸のホームページ )。 厚生労働省がまとめた資料「データヘルス改革-ICT・AI等を活用した健康・医療・介護のパラダイムシフトの実現-」では、データヘルス改革の方向性として、最先端技術の活用(がんゲノム医療の実現、保健医療分野のAIの開発加速化、遠隔診療・介護ロボット)、ビッグデータの活用(ビッグデータを活用した保険者機能の強化、科学的介護の実現)、ICTインフラの再整備(保健医療分野のデータ利活用基盤の構築)を提示。最新の技術を取り入れることで医療の質や生産性が向上するよう、報酬上の評価を行っていくとしている。 日医横倉会長は前向き発言 会議後に記者会見した内閣府特命担当大臣(経済財政政...