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医療、介護連携、「ICTカンファレンス」提案

レポート 2017年4月19日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

4月19日の厚生労働省「医療と介護の連携に関する意見交換」の第2回では、「リハビリテーション」のほか、医療と介護の両方から複数のサービスを受ける要介護者等が多いことから「関係者・関係機関の調整・連携」についても議論(『脳卒中・運動器の維持期リハ、焦点は介護保険移行』を参照)。 情報提供・共有やカンファレンスでは、一堂に会さなくても可能なようICTを活用する案、癌末期の患者では状態に応じた必要なサービスを迅速に提供するため、「後付け」でケアプランに入れることを可能する案が上がった。訪問歯科診療についても、デイサービスの場で提供するなど、医療・介護の連携、サービスの効率化を進めるアイデアが上がったが、制度改正が必要なものについては、2018年度の診療報酬と介護報酬の同時改定での実現のハードルは高い(資料は、厚労省のホームページ)。 「お薬手帳」活用、アイデアも 情報提供・共有、カンファレンスにおける、テレビ会議システムなどのICTの活用を求める意見は、複数の委員から上がった。 診療報酬や介護報酬では、多職種によるカンファレンスの開催が算定要件になっている点数が幾つかある。日本慢性期医療協会...