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「プライマリ・ケアの担い手は専門医」、年代で差

レポート 2017年4月23日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

m3.com意識調査で、「プライマリ・ケアの確立の是非」をm3.com会員を対象に聞いた結果、「確立が必要」との回答が勤務医65.0%、開業医62.2%でともに6割を超え、(1)まずプライマリ・ケアを担う医師を受診、(2)専門診療を必要とする場合にはその紹介で受診、という体制構築についても、賛成が反対を上回る結果となった(「プライマリ・ケアの確立の是非―医師の働き方改革(2)」)。 その担い手については、「専門医資格取得者に限定すべきではない」との回答が勤務医58.8%、開業医63.0%という結果で、「限定すべき」との回答(勤務医24.3%、開業医17.2%)大きく上回った。日本の場合、臓器別専門医が開業後、診療領域を広げ、プライマリ・ケアの担い手になっている現状を踏まえた結果と言える。 しかし、これらの回答結果には、年代による差が見られた。回答者数に差があり、直接的な比較はできないものの、20代と60代以上の医師では、プライマリ・ケア確立の必要性(Q1)、プライマリ・ケアの担い手を専門医資格者に限定すべき(Q2)、プライマリ・ケアから専門医への紹介体制の確立(Q3)のいずれについても...