1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「専門医の概数設定」、賛成が反対を上回る

「専門医の概数設定」、賛成が反対を上回る

レポート 2017年4月25日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

「子育て世代は、子供の教育を考え、都市部以外の医療機関勤務は敬遠しがち」と想定されるが、実際にはどうだろうか。m3.com意識調査「医師の地域偏在対策について」で、m3.com医師会員を対象に調査した結果、勤務医の計20.1%、開業医の計15.7%が、「地方(東京23区、政令指定都市、県庁所在地等の都市部以外)での勤務意思」が「ある」(現在は都市部に勤務)と回答した。「ある」(現在、既に勤務)を合わせると、勤務医の計60.2%、開業医の計51.9%。 年代別では、「ある」との回答が最も多かったのは、回答者数は少ないが70代(Q1)。その他の世代でも、一定数は「ある」と回答しており、医師偏在対策は、初期および専門医研修と関連付けて議論されることが多いが、定年間近、もしくは定年後の世代の再就職先との関連でも検討の余地がありそうだ。 「へき地等で医師が一定期間勤務する際に、支援策として有効なものは?」への回答は、「休日の代替医師の派遣」がトップ、2位は「複数医師によるグループ診療」(Q2)。開業医と勤務医で差が見られたのは、「週4日制(週3日は休暇・自己研さん等に充当)」で、勤務医38.2%...