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「初期研修で外科必修化を」、自見はなこ参院議員

レポート 2017年4月30日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

4月28日の第117回日本外科学会定期学術集会の特別企画「今こそ地域医療を考える-都市と地方の外科医療と外科教育の格差を解消するには-」で、参議院議員の自見はなこ氏が「外科医療の未来を医師のキャリアデザインと地域デザインから考える」と題して基調講演した。自見氏は「初期臨床研修で外科を3カ月の必修に戻すことを訴えていきたい」と話した。 自見はなこ参議院議員 自見氏は2004年に東海大学医学部を卒業し、同大附属病院で初期臨床研修を行っている。初期臨床研修が義務化された最初の年で、制度の概要が見えず「6年生の時はとても不安だった」と振り返り、新専門医制度を巡る混乱で現在の研修医も同様の不安を抱えているとおもんばかった。 小児科専門医、認定内科医を取得しているが、初期研修では1年目に3カ月、2年目に選択で2カ月の計5カ月を外科で行い、「実は外科医になりたいと思っていた」。上級医を見る中で、「次の世代を育てられるほどにまで成長できるか、女性としてのライフイベントがある中でキャリアデザインを築いていけるかを悩み、断念した」と打ち明けた。 日本医師連盟の組織内候補として、2016年7月の参議院議員選...