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医師から厚労省、衆院議員に挑戦 - 国光あやの・元厚労官僚に聞く◆Vol.1

インタビュー 2017年5月7日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

元厚生労働省の医系技官で、医師である国光文乃氏が今年2月、今期限りでの引退を表明している丹羽雄哉元厚生相の後継者として正式に指名を受け、その決意を表明した。 国光氏は現在、38歳。長崎大学を卒業後、臨床医を経て、厚生労働省に入省。今年1月の退職直前まで、保険局医療課で、2018年度診療報酬改定に向けた実務を担当していた。 政治の世界を目指す理由、医療政策・行政に対する考えなどについて、自身のキャリアを踏まえながらお聞きした(2017年4月13日にインタビュー。計3回の連載)。 ――2月25日に丹羽氏の後継指名として記者会見で決意表明した後、どんな活動をされているのですか。 小選挙区なので、医師会をはじめ医療関係者はもちろん、農業や土木の関係団体、地元各地区の役員、各市町村など、さまざまな関係者への挨拶回りをさせていただいています。茨城県の農業生産額は、北海道に次いで全国第2位なので、農業関係者の方もかなり多いですね。挨拶回りは、ほぼ一巡した段階です。 「医療界が抱える問題を解決するため、臨床医から役人になったものの、役人の限界を感じるようになったのも事実」と国会議員を目指す理由を語る、...