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人間の生と死、医療の面白さと限界を実感◆Vol.5

スペシャル企画 2017年6月7日 (水)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

司会:大学生活の中で一番、印象に残っていることは何ですか。まずは学業の面で。座学でも実習でも、あるいは勉強関連のサークルの話でもいいです。 Bさん(女):臨床実習かな。4年生の10月から、6年生の6月末まであり、大学本院や関連病院を複数回るのですが、本院は大学に隣接し、慣れている環境なのでいいですが、関連病院の中には少し遠いところもあって……。臨床実習生用の寮もあり、食べ物がおいしく、それは楽しかったのですが、やはりいろいろな病院を回るのは大変なことも多かったです。それに、何時に臨床実習が終わるかが分からないので、平日の予定が組めず、アルバイトとかも入れられない。翌日の実習が気になり、遊びに出かけても早く帰宅するとか。ある意味、社会人経験をしたとも言えます。 「お産、何度立ち会っても素敵な瞬間」 司会:臨床実習の中で、担当した患者さんとか、印象に残っているエピソードはありますか。 Bさん(女):そうですね。印象に一番残っているのは、やはりお産の立ち会い。人生で初めての経験だったので。臨床実習中、本当に何度も何度も見せていただきましたけど、経膣分娩、帝王切開手術のいずれでも、やはり生命が...