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新薬8成分18品目を薬価収載

レポート 2017年5月17日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保健医療協議会総会(会長:田辺国昭東京大学大学院法学政治学研究科教授)は5月17日、新薬の薬価を承認した。成分数が8(内用薬5、注射薬2、外用薬1)、品目数が18(内用薬14、注射薬3、外用薬1)で、薬価基準収載は5月24日の予定(資料は、厚生労働省のホームページ)。 18品目全て、類似する効能効果の薬が既収載されている場合に、既収載品の薬価を基に新規収載品の薬価を設定する類似薬効比較方式で決定。このうち、オピオイド誘発性便秘症を緩和するスインプロイク(一般名:ナルデメジントシル酸塩)は、臨床試験で一定以上の便秘症状のあるオピオイド誘発性便秘症患者に対して有効性が認められていることを踏まえ、有用性加算(ⅠⅠ)が付いた。比較薬のアミティーザカプセルの1日薬価247.40円に対して10%加算され、272.10円と決定した。 中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛に用いるナルラピドとナルサス(一般名ヒドロモルフォン塩酸塩)については、日本医師会常任理事の松本純一氏から、「ナルラピドもナルサスも、外国と比較すればずいぶん違う」として、外国平均価格調整を行わないことについての疑問が...