入院医療と食事療養の給付に係る調査項目決定

中央社会保険医療協議会総会（会長：田辺国昭東京大学大学院法学政治学研究科教授）は5月17日、2017年度の「入院医療等の調査」と「入院時の食事療養の給付に係る調査」の調査項目とスケジュールを了承した。調査結果は2018年度診療報酬改定に向けた資料となる（資料は、厚生労働省のホームページ）。 「入院医療等の調査」は6～7月に郵送かウェブ調査で行い、8月に集計。今秋に中医協診療報酬基本問題小委員会で速報値が報告される。 調査は、一般病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料、専門病院入院基本料、特定集中治療室管理料などの届出を行っている医療機関のうち約2500施設と、療養病棟入院基本料の届出を行っている医療機関のうち約1800施設が対象。前者には、（1）一般病棟入院基本料・特定集中治療室管理料における「重症度、医療・看護必須度」等の施設基準の見直しの影響について、（2）短期滞在手術基本料および総合入院体制加算の評価の在り方について、（3）救急患者の状態を踏まえた救急医療管理加算等の評価の在り方について――を聞く「病棟調査票（A票）」を、後者には療養病棟入院基本料等の慢性期入院医療における評価の...