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医療、「新手法導入で質の飛躍的向上を」、未来投資会議

レポート 2017年5月31日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

政府は5月30日、未来投資会議(議長・安倍晋三首相)を開き、6月にまとめる新たな成長戦略「未来投資戦略2017-Society 5.0の実現に向けた改革-」の素案を提示した。医療分野では「新手法の導入促進による『質の飛躍的向上、医師・患者の負担軽減』」が必要とし、遠隔診療を2018年度診療報酬改定で、AI活用を2018年度以降に位置づけるよう求めている(資料は、内閣府のホームページ)。 未来投資会議で配られた政府資料では、「Society 5.0として目指すべき戦略分野」の1番目として「健康寿命の延伸」が挙げられており、医療介護分野へのICTの活用などが提言されている。 特に医療分野では「新手法の導入促進による『質の飛躍的向上、医師・患者の負担軽減』」が必要とされ、「残された課題」として「かかりつけ医等による対面診療と組み合わせたオンラインでデータを取りながらの遠隔でのモニタリング・指導等や AI の活用を促進し効果的・効率的な医療を提供するための、十分なインセンティブやルールが設定されていない」と指摘。素案では遠隔診療やAI活用を2018年度診療報酬改定で位置づけるよう求めている。 ...