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医師の66.2%が「勤務状況の改善必要」

レポート 2017年5月31日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

医師の66.2%が、勤務状況を改善する必要性を感じている――。厚生労働省が実施した「2016年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査」のうち、「夜間の看護要員配置における要件等の見直しの影響及び医療従事者の負担軽減にも資するチーム医療の実施状況調査報告書」で、現在の勤務状況について、医師の16.9%が「改善の必要性が高い」、49.3%が「改善の必要がある」と答え、合わせて66.2%が勤務状況に問題を感じていることが明らかになった(資料は、厚労省のホームページ)。調査結果は5月31日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で報告された。 調査は医療従事者の勤務状況や負担軽減のための取り組み、チーム医療の実施状況などの把握のため、無作為に抽出した1250施設と、各施設を通じて所属の医師らをそれぞれ対象として、2016年11月16日から2017年2月17日にかけて実施。367施設(有効回答率29.3%)、864人の医師から回答を得た。 勤務状況改善の必要が「高い」または「ある」と回答した医師が理由として挙げたのは、「医師の過重勤務により患者が不利益を...