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不採算地区病院への支援拡大を検討、総務省審議会

レポート 2017年6月16日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

総務省の「地域医療の確保と公立病院改革の推進に関する調査研究会」(座長:辻琢也・一橋大学副学長)の第5回会合が6月15日に開催され、不採算地区病院への財政措置充実や、医師確保支援の在り方などについて議論した。 研究会は地方行政を担当する総務省内に設置されており、2016年9月に第1回会合を開催。2016年度に地方自治体が策定した「新公立病院改革プラン」の影響や改革推進策について調査検討を行っている。これまでの4回の議論を基に、事務局を務める自治財政局準公営企業室は論点を4つにまとめた。 論点 1.新たな公立病院の役割に応じた再編・ネットワーク化の取組をさらに促進するには、どのような方策が考えられるか。 2.地域医療の確保に資する公立病院の標準的な需要をどう捉えるか。 3.病院マネジメントの観点から更なる経営改革につながる方策の議論が必要ではないか。 4.地方独立行政法人化が困難な要因を取り除くにはどのような方策が考えられるか。 不採算地区、更なる支援必要か 同日の検討会では、論点2に関連して、不採算地区病院の支援の在り方が議論された。現在、総務省が不採算地区(病床数150床未満、直近の...