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「心臓手術死亡率3倍」、報道は「残念」「非常識」

レポート 2017年6月17日 (土)  水谷悠(m3.com編集部)

大阪府大東市の野崎徳洲会病院で心臓手術の死亡率が全国平均の3倍に上るという内容の報道を受け、日本心臓血管外科学会理事長の上田裕一氏と日本心臓血管外科データベース機構(JCVSD)代表幹事の高本眞一氏が、6月16日に都内で記者会見した。上田氏は患者の状態や予定手術と緊急手術の違い、術式の違いなどによって各病院の死亡率にばらつきが出ることを説明した上で、「学会が、問題があって病院への調査をしていると解釈されたのは非常に残念。視聴者にとっては単純に死亡率ということで受け取られていると思う。学会、機構が意図している部分が十分に伝わっていない」などと述べて、同学会や同機構の活動に理解を求めた。 記者会見する上田裕一氏(左)と高本眞一氏 「学会の調査」でなく、合同の症例検討 15日と16日にテレビと全国紙でなされた報道では、野崎徳洲会病院で2013年と2014年の2年間の心臓手術の死亡率が全国平均の3倍に上るほか、学会の理事らが病院を訪問して「調査」したところ、医療体制の問題が見付かり、遺族への説明も行っていないなどとされた。 上田氏は、会見では野崎徳洲会病院の実名は挙げなかったものの、同病院の方...