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「突然の報道に大変困惑」、野崎徳洲会病院

レポート 2017年6月19日 (月)  高橋直純(m3.com編集部)

野崎徳洲会病院(大阪府大東市)は6月16日、報道機関向けに「当院心臓血管外科手術に関する一連の報道について」と題した文書を公表した。「当院としても突然の報道に大変困惑している」とした上で、報道に対する見解を示している。 日本心臓血管外科学会は同日に記者会見を開き、「報道では、学会、機構が意図している部分が十分に伝わっていない」などと説明している。(『「心臓手術死亡率3倍」、報道は「残念」「非常識」』を参照) 見解は院長名で、以下の4点について説明をしており、概要を掲載する。 ■報道された死亡事例と日本心臓血管外科学会による報告書について 2015年8月に日本心臓血管外科学会より「施設訪問協力のお願い」という文書を受け取り、9月9月にあった施設訪問(サイトビジット)に協力した。訪問目的は学会および日本心臓血管外科手術データベース機構が、医療の質向上を目的として手術内容が正しく報告されているか確認するものと理解していた。 報告書は2013、2014年の登録実績を確認したもの。報道にあった「392症例、死亡74症例」そのうち「冠動脈疾患および弁膜疾患症例152症例、死亡23症例」は間違いない...