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四病協、「人生の最終段階」の医療検討委設置

レポート 2017年6月21日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

四病院団体協議会は6月21日に総合部会を開催し、人生の最終段階における医療の在り方に関する検討委員会を四病協内に設置することを決めた。日程や委員の人選は今後決めるが、弁護士やマスコミ関係者など外部の人材を入れることも検討する。記者会見した日本医療法人協会会長の加納繁照氏は「ターミナルケアの在り方に関しては、今までもいろいろな形で議論があったが、もう一度、多面的にしっかりと議論をしていこうという判断だ」と説明した。 日本医療法人協会会長の加納繁照氏 総合部会では、新専門医制度についての議論の中で、四病協として積極的に発言していくことも決めた。加納氏は「日本専門医機構に理事を2人直接出しており、地域医療を守るためにも、今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会での議論でも、病院の状況や機構の今の流れに関する発言をしていきたい。もう議論を終わらせて新専門医スタートできるという判断が可能な段階ではない」と述べた。四病協からは、日本専門医機構で全日本病院協会副会長の神野正博氏と日本精神科病院協会副会長の森隆夫氏が理事を務め、厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」には構...