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「医療者が手を取り、真剣な議論を」、日病・相澤新体制が船出

レポート 2017年6月24日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

日本病院会は6月23日、新執行部披露パーティーを東京都内で開催、相澤孝夫新会長は「医療者が本当に手を取り合って、日本の医療をどうしていくかを真剣に議論し、良いものを作っていく時代になっていっている」と呼びかけた。 新執行部披露パーティーであいさつする、日本病院会会長の相澤孝夫氏。 塩崎恭久厚生労働大臣も、「日本がどう高齢社会を乗り切るか、世界が見ている。病院のリーダーとしての日本病院会の先生方の知恵も借り、世界がまねしたくなる良い成功モデルを作り上げていきたい」と祝辞を述べた。特に強調したのが、地域医療構想を実行する重要性で、「都道府県には権限、予算、人、情報もほとんどない」と述べ、法改正でこれらの権限等を都道府県が持てるようにし、各地域のニーズに合った医療体制を「高圧的ではなく、調整」で構築する必要性を指摘した。 来賓祝辞を述べる、塩崎恭久厚労相。 日病は5月27日の社員総会と理事会で新執行部を選出(『日病新会長に相澤孝夫副会長、社員総会・理事会で決定』を参照)。相澤会長は、少子高齢化、人口減少など社会が変わる中で、改革を志向する政府の風と相まって「日本の医療は暴風雨の中にある」と説...