1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「新専門医、医師需給・働き方、医の倫理」

「新専門医、医師需給・働き方、医の倫理」

レポート 2017年6月25日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は6月25日、同日の第140回日医定例代議員会後の記者会見で、「大きな論点になったのは、新たな専門医の仕組み、医師需給や医師の働き方、医の倫理の3点」であるとし、代議員会での質問や意見も踏まえ、日医執行部として鋭意対応していく方針を表明した。 代議員会では、昨今の医療情勢を踏まえ、全国8ブロックからの計8つの「代表質問」、各地域の代議員から計13の「個人質問」があった。横倉会長は、代議員会の冒頭のあいさつでも、先の3点に触れており、さまざまな課題の中でも、特に重要視していることがうかがえた。 第140回日医定例代議員会後の記者会見する、日医会長の横倉義武氏。 第一の新たな専門医の仕組みについて、横倉会長は、医師の地域偏在など、地域医療への影響が明らかになった場合は、都道府県協議会の議論を踏まえて対応していく必要性を強調。日医としても、日本専門医機構との連携を一層強化し、対応する方針を掲げた。さらに「医師の地域偏在については、強い危機感を持っている」とし、医学部入学時、臨床研修時、専門研修時など、多角的な対応が必要であると指摘。この6月に議論が再開した、厚生労働...