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日病「医師の働き方改革」、1年後目途に方向性

レポート 2017年6月26日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本病院会会長の相澤孝夫氏は、6月26日の定例記者会見で、「医師の働き方改革」について日病独自に検討を進め、1年後を目途に方向性を打ち出すことを明らかにした。医師の勤務実態を明らかにするためにタイムスタディを実施、データに基づく議論を進める重要性を強調した。「医師の働き方改革」に関しては、四病院団体協議会や日本医師会などでも検討の場を設けており、調査結果などの情報を共有するとともに、広く一般にも結果を公開して、医師の働き方の実態を認識してもらう重要性を強調した。 相澤会長は、会見の中で、「医師の働き方」の議論を進める際のデータの重要性を強調した。「調査を実施し、医師の働き方を“見える化”する。医師の働き方改革は、炯々に判断すると、日本の医療が崩壊、あるいは病院経営が成り立たなくなってしまう。非常に重要な問題であり、データに基づき、物を言っていくことが必要」。 「医師の働き方」の“見える化”については、日医もその必要性を強調している(『医師偏在対策、カギは「地域医療構造の医師版」、中川副会長』を参照。政府は、時間外労働の上限規制の医師への適用について、2年以内に結論を得る方針。さまざまな...