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臨床研修、必須29症候、25疾病を提案

レポート 2017年6月27日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の第14回医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループ(座長:福井次矢・聖路加国際病院長)が6月26日、臨床研修で必須とする症候や疾病について議論した(資料は、厚労省のホームページ)。必須経験を現状の52症候、88疾病から、29症候、25疾病に厳選するとした研究班案が説明され、今後約10カ月をかけて議論していく。 2020年度からの導入を目指して議論が進んでおり、前回までで到達目標が定まり、3月に開かれた医道審議会医師分科会医師臨床研修部会で承認された。(『医学教育と臨床研修、シームレス化進む』を参照)。今後は到達目標を踏まえて、「方略」と「評価」について議論を進めていく。26日は厚労科研費「医師臨床研修の到達目標とその評価の在り方に関する研究」(研究代表:福井氏)が作成した案について、構成員が意見を出し合った。 「実務研修の方略」(案)では、研修期間を2年以上として、そのうち8カ月以上は基幹型臨床研修病院で行うことを定め、1年以上は同病院で行うことが望ましいと提案。現状では、52症候、88疾病となっている経験症例を、「必須なものだけに絞り込みたい」(福...