1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「看護基礎教育、4年制化は不可欠」福井・日看協会長

「看護基礎教育、4年制化は不可欠」福井・日看協会長

レポート 2017年6月28日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

日本看護協会は6月27日、この6月に新会長に就任した福井トシ子氏ら新執行部による記者会見を開催、福井氏は「社会はかつてないほど看護に大きな期待を寄せている。あらゆる場で質の高い看護を提供していきたい」と抱負を語った。今年度の重点施策として「看護基礎教育制度改革の推進」を掲げ、「看護基礎教育の4年制化は不可欠」と強調した。 福井会長は東京都立北多摩看護専門学校卒業後、杏林大学医学部付属病院看護部長などを経て、2010年から日本看護協会常任理事。2017年6月に新会長に就任した。産能大大学院でMBA、国際医療福祉大大学院で保健医療学博士号を取得。中医協専門委員などを歴任してきた。 新会長に就任した福井トシ子氏 会見では「2025年を見据えて、社会保障制度改革が加速していることを、身を持って感じてきた。地域主導に移行していく中で、地域の看護の代表が、政策提言できるように強化していく」と語った。 2017年度の重点政策は(1)看護基礎教育制度改革の推進、(2)地域包括ケアにおける看護提供体制の構築、(3)看護職の労働環境の整備の推進、(4)看護職の役割拡大の推進と人材育成――の4項目を掲げる。...