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日医医賠責で「有責」複数回の医師、27人に指導

レポート 2017年6月28日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会常任理事の市川朝洋氏は、6月28日の定例記者会見で、「医賠責任保険制度における指導・改善委員会」について、専門職団体としての自浄作用活性化の一環であり、医療事故を繰り返す医師に対して改善を促すことを目的として、2013年8月から開始、これまで計27人の医師が、指導・改善の対象になったと説明した。 対象は、日医医賠責で、有責と認められた医師から、一定の基準で選んだ医師。27人の内訳は、2013年度2人、2014年度10人、2015年度7人、2016年度8人。 「医賠責任保険制度における指導・改善委員会」について説明する、日医常任理事の市川朝洋氏。 市川常任理事が会見で「指導・改善委員会」について説明したのは、6月26日の毎日新聞朝刊がきっかけ。同紙は『医療事故、頻発医師27人、日医が指導・勧告13~16年度』と報じた。「朝刊の内容は、おおむね正確」(市川常任理事)。 実際の指導・改善は、都道府県医師会が担当する。その結果、改善が図られたか否かは日医として把握していないものの、「27人からは、その後、医賠責への請求はない」(市川常任理事)。 医療に関する有害事象の報告システムに関...